年齢別保育とは、文字通り同じ年齢の園児を集めて、保育する方法で、その年齢で身につけるべき、歯磨きや着替えといった基本的な生活習慣を同じ年齢の子ども達と共に学ぶことができる点です。また、発達に応じた活動を取り入れ、同年代の子どもたち同士で、助け合い、協力し、競い合うといった、家庭ではできない経験ができることがメリットです。さらに、保育園ごとに、年齢別保育目標を決めて、年齢別保育を行っております。

年齢別保育目標の一例

○0歳児

ゆったりとした保育環境の中で睡眠をたっぷり保障していき、自分の意志で意欲的に寝返りやハイハイなどで動きまわり、表情豊かで子どもにしていくことを目指します。また、しっかり食べ、食欲旺盛な子どもにしていくことを目指します。

○1歳児

意欲的に遊び、生活習慣などは出来る子の真似をし、成長する子どもにしていき、何にでも興味を持ち、しっかり歩ける好奇心旺盛な子どもにしていくことを目指します。また、自分の気持ちを素直に出し、自我が芽生えように促します。

○2歳児

友だちの中にいることを喜び、「みたて・つもり」遊びを楽しませ、共同生活ができる子どもにしていくことを目指します。また、何でもしっかり食べ、好き嫌いの克服を促し、自分の気持ちが少しずつ言葉で表現できるように、教育していきます。

○3歳児

仲間と一緒に遊ぶ楽しさ、大切さを教え、自己主張のしっかりできる子どもにしていき、探求心を大切に育てていくことを目指します。

○4歳児

遊びや生活の中で、「やりたい」という意欲をもたせ、仲間とともに遊びこみ、その中で、自分の要求を仲間に言葉で伝えられ、感動や共感関係を広げていくことを目指します。

○5歳児

歯磨き、着替えといた基本的な生活習慣を一人でできるようになることを目指し、仲間を大切にし、仲間のために力の出し切る大切さを伝えていきます。また、何事にも意欲的に取り組み、最後まで粘り強くやりとげる子どもにしていくことを目指します。